2020/03/06
昨日、新しいオガ粉や菌糸ビンのチェックとアドバイスをいただくため、先代の頃からお世話になっている方に当店へ来ていただきました。
様々なキノコを長年栽培しており、キノコ業界ではかなり有名な方だそうで、若い同業者から様々な相談を受けアドバイスをしておられるようです。
(周りの方から“キノコの神様”と呼ばれているとか…。)
まず、オガ粉の状態からチェック。
仕入れた時期が違うので単純に比較はできませんが、従来のオガ粉と新しいオガ粉を手に取り、匂いを嗅いでチェックしていただいた結果、「新しいオガ粉はいいオガ粉だね。従来のオガ粉より状態がいい。」と言っていただきました。
(ホッとしました。よかったです。)
次に、菌糸ビン「オアシス」のチェック。
日頃から疑問に思い聞いてみたかったことを一つずつ確認しながら、培養室の菌糸ビンをチェックしていただきました。
気になる新しいオガ粉のオアシスですが、「菌糸の回りが素晴らしいね。」とお墨付きをいただきました。
(もったいないお言葉です。神様…)
そんな“キノコの神様”も昨年の台風で作業場が一部倒壊したのに加え、年齢的にも続けるのが困難とのことから、今月末で廃業されるそうです。
先代の頃からずっとオアシスの菌糸の“元菌”を造っていただいておりました。
昨年から廃業を見据えて製造方法をご教授いただき、当店で元菌を培養いたしました。
元菌も「菌糸が綺麗に回っているから大丈夫。」と太鼓判を押していただきました。
(元菌はオアシスの命。これからもしっかり造っていきます!)
“キノコの神様”は、今まで忙しくて長年旅行に行けなかったとお聞きしましたので、まずは奥様と旅行に行って、温泉にでも浸かりながら疲れを癒してほしいです。
そして、これから当店では、菌糸の培養をすべて自前で行うことになりますが、この先、聞きたいことがいろいろと出てくると思いますので、その時はまたご教授いただけると幸いです。
帰り際に、「松野さんの菌糸は保存してあるから大丈夫だよ。」と言っていただきました。
やっぱり、“キノコの神様”だと思いました。
本当にありがとうございます。いつまでもお元気でいてください。