2020/08/17
マツノインセクトと言えば、先代が長い年月をかけて累代を重ね、大型血統に育て上げた「久留米産オオクワガタ」ですが、当店には、まだ進化途上の血統ながら最近人気急上昇中の「祖父江産オオクワガタ」がいます。
今回は、その祖父江産オオクワガタが大型血統の仲間入りを果たし、メジャーになってほしいという切なる願いを綴りました。
5年程前、私がこの仕事に就いて間もない頃のこと。
ほとんどが久留米産オオクワガタでしたが、その中で一際光り輝く個体が!
これが祖父江産オオクワガタに魅せられた瞬間。
その後、先代と一緒に仕事をする中で、「先代が久留米」で「私が祖父江」と分担してブリードしようと思っていたのですが、結局先代が体調を崩して白紙に。
先代から店を継いだ後は、久留米で大型個体を出さないといけないというプレッシャーと、日々の仕事に忙殺される毎日。
久留米が優先、祖父江は後回しになってしまい、祖父江の存在が薄くなりつつあったのですが、一筋の光が!
プレミアムラインの基準になっている86mm(17-3)の羽化。
大型個体でも祖父江ならではの艶があり、圧倒的なオーラを感じました。
これを機会に「祖父江メジャー化計画」を開始。
計画の目標は2つ。
①祖父江本来の美しさ・格好よさを損なわないこと。
②まず、87mmを羽化させること。
今回は、87mmには僅かに届きませんでしたが、86mmが5頭羽化。
どれも大きいのに艶がある格好いい個体でした。
小型個体に比べて大型個体は格好よくなるけどあまり艶がなくなる。
そんな常識を覆す祖父江産オオクワガタ。
これからも「祖父江メジャー化計画」は続きます。
祖父江が大型血統の仲間入りを果たし、メジャーになる日を夢見て…